多発性骨髄腫?
こんばんは
0歳児 寝つきました
隣でたまにふがふが言いますが、
隣で小さい体ながら力強く可愛く生きています。
さて一方で…
身内が多発性骨髄腫の可能性ありと診断を受けています。
正確には精査中。
骨髄穿刺をして結果待ちの状態です。
こちらで記録していきたいと思います。
病気の情報は色々あるものの、現在治療法が変わってきている時期でもあり、
重病として捉えた方がよいのか
(つまり予後がよくない、効果のある治療があまりないと捉えた方がのいのか)、
完治はできないが長く付き合っていくべき病気なのか
ネット上の情報だけではそれがわからなかったからです。
医師としてここに記録し、
同じ病気の方の役に立てればという思いです。
そして自分自身の思い、考えを残しておくためにも。
さて本題に戻ると…
多発性骨髄腫とは血液のガン
完治は難しい病気です
詳細→https://www.bms.com/assets/bms/japan/documents/EM-patient_A4-1610.pdf
現在詳しい検査をするきっかけとなったのは
《健診で尿検査に異常があった》
からでした。
ただ問題なのは、2年前から異常(蛋白尿2プラス)認め、定期受診させていたにもかかわらず、
糖尿病を疑ったのか、HbA1cなどを計測する一方で、
腎臓に関するフォローはされていなかったことです。
開業医や小さい病院で診断までつかないまでも異常が継続しているなら、
専門病院へ紹介しなければいけません。
そのため現在はアルブミンも3以下と低下しています。
クレアチニンも高くなってきています
(クレアチンの数値が上がってくると腎臓の機能が低下してきている、という目安になります)
初めは膜性腎症など腎臓の病気を疑って、腎生検の目的で入院しました。
しかし結果はどうも違うようだ…ということで骨髄穿刺を行いました。
(多発性骨髄腫があるせいで腎臓機能が低下している可能性あり…ということです)
おそらく血液検査でも項目を追加し確定診断がこれからなされるのだと思います。
検査結果で異常な結果は赤字など目立つように表示されるもの。
健診結果を診断する医者にも目立つようになっているのです。
なぜ見過ごされていたのか…
悔やまれます。
もし多発性骨髄腫だった場合、腎臓の障害がなければ治療法が異なりました。
早期発見かどうかがその人の人生を変えていた可能性があるのです。
普段診療していますが、身内にこういうことが起こると普段とは違って感情面が強くなります。
理性的に見られなくなる部分も出てきます。
そして何より打算的だなと思うのは…
残された身内の面倒を誰が見るのか、私は見たくない…と思ってしまったことです。
その残された人はとてもキャラクターが濃く、その濃さのあまり友達もいません。
病気となった当事者の介護や亡くなったあとのことを考えてしまったのです。
そんな自分勝手さも許せず、こちらで気持ちを整理していきたいと思います。