ブックレビュー なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか?!
ブックレビューです
https://www.amazon.co.jp/dp/4794605595
この本は、大阪箕面高校、公立高校が日野田直彦さんという、民間出身の校長が誕生し、
赴任三年後には海外大学へ進学する生徒が数人でた
その軌跡です
私が知りたかったことは、以下三点
・子供たちが海外を視野に入れるようになったきっかけ
・英語はどのように克服したのか
・英語だけ話せてもだめなはず。考え方、スタンスはどのように育んだのか?
答えは・・・
・日野田さんの根気よく先生方と対話し、マインドをかえていったこと
・右腕となる先生の赴任
・ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、tチャート、ノートテイキングなど、アカデミックスキルとマインドセットを生徒に教える
英語を話せるようになる、というとひたすら英会話を学ぶ、外国人と接する、英語に取り組む時間を長くする、などあがりますが、
この高校では英語を学ぶ時間にはじめはひたすら
アカデミックスキルとマインドセットを学んだのです。
その結果、怖気ずに、周りの目を気にすることなく、質問できたり、
授業への積極的参加(先生への授業内容の要望など)ができるようになる
そのような生徒自身の変化があってこその英語力の習得ができたのです。
それでも、そんなことを経験したことのない子供たちははじめの一年は石のようだったと著者日野田さんは語っています。
それでも自分の信念を貫き通す強さは読んでいて、圧倒されます。
もちろん努力だけで成果が出たわけではなく、
すばらしい人脈により、生徒たちは一流の人たちと交流を持ちます。
MITアントレプレナーシップセンターへも訪問します。
このような機会も、それまでに子供たちのマインドセットがきちんとなされているからこそ、きちんとものにしています。
子ども達の自発的な態度、質問する力など、現地の人たちは日本人とは思わず、大変驚いたそうです。
つまり環境が整えば、高校生になってからでもこのような変化を遂げられるのです。
そしてこの環境というのは
これが非常に重要。
同調圧力の強い日本ではなかなか身につけにくい点ではあるけれど、
家庭でできることとして
・親子で腹をわって本音でしゃべる
・目的をもって英語に接する
(未就学児、小学生にとって英語習得による有利さはまだわからないだろうけど、
英語ができることによる世界の広がりを体感できれば変わるかなと)
・親も英語に接する 習得する姿、英語を使って学んでいる姿を見せる
こんなことを実践していきたいと思っています。