「運休計画」を見て思うこと
台風15号における、個人の対応について思うこと
9月8日から9日にかけて関東を直撃した台風
過去30年間において最強だった台風15号
前日からJRや各私鉄で運休の計画が発表されました。
そして翌日は、その再開時刻目指して大勢の人たちが駅へ。
しかし、今回の台風の影響は甚大であり、運行再開は予定通りにはいきません。
会社からの「休んで良い」という指示がないために電車が再開し次第出勤しなければならない人達もいました。
だからこそみんな駅に押し寄せたわけです。
会社が指示を出すべき、という論調が強いですが、
「個人で判断して会社に意志を表明する」というのはできないものなのでしょうか。
個人の置かれている状況は様々です。
それを会社が判断というのは難しく、
各自の判断で、という指示している会社も批判されていますが、
各自が判断しても会社に行かないとどうせ文句言うんでしょ、というのもあるかもしれません。
会社の対応も様々…
予定通りの出勤を求める会社もあります。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190909/k10012072191000.html
・事前の電車の運休決定
・さらに伴って「不必要な勤務を減らす」
このような流れが報道されることに意味があると思っています。
一方で、
医療現場、
インフラを整備する人、
報道関係?
など、どうしても勤務しなければならない状況ももちろんあります。
公共交通機関を利用するのは、このような必要最低限の人たちであるべきでしょう。
そのような現場こそ、トップの判断が必要だと思うのです。
例えば医療現場では、
どうしてもずらせない手術、治療があります。
それに携わる人員は確保しなければなりませんが、それに関わる人が勤務できなくなる可能性もあります。
そのような時こそ事前に把握して人員調整をする、
そういう指示こそトップしかできないのではないかと思います。
そういった、どうしても「今日しなければならない」仕事はどんどん優先度を下げる
各自で、ある程度その判断はできるはずです。
そしてあとから上司から「何か言われるかもしれないから…」という判断基準での出社を変えるべきではないでしょうか。
(命にも関わることなんですから)自分で判断
それに伴う社からの対応も自分で引き受ける
次 似た状況のような時、また自分で判断できるようになる
(休むかもしれないことをもっと前もって伝える、
一方でこのような対応する会社はダメだと職探しもしながら勤務を続ける、など)
とにかく今回の台風の影響で見たのは
《個人が何も判断できなくなっているということ》
結局
《誰かに判断してもらってその判断に従うことしかできない》
という状況
命に携わることなのにそれを他人にの判断に任せると言うのは危険なのではないでしょうか
震災の時など
「日本人はとてもおとなしい」「暴動が起きない」と言われていますが、
それは指示待ちのことが多く指示以外の事はしないと言う国民性の表れでもあるのではないかと、
危惧した一件でもありました。